校長あいさつ

「おおたのレガシーに誇りと輝きを!」

おおたスポーツアカデミー校長 戸塚隆弘

 日本のスポーツ界が大きなうねりを見せている。まず、2018年に、女子レスリングワールドカップの開催に向け、高崎市がその招致活動に余念がなく、開催は濃厚である。また、2019年には、ラグビーワールドカップが日本で開催され、太田市はキャンプ地として名乗りを上げている。2020年には東京オリンピック、そして、北関東地区を中心に、全国高校総体(インターハイ)が開催される。2021年にはワールドマスターズゲーム、2023年にはFIFA女子サッカーワールドカップの日本開催が決まった。さらに遠くを見据えると、2028年、二巡目の群馬国体開催の足音がにわかに聞こえてくる気配である。このように、次々とやってくるスポーツのビッグイベントが行われる数年間のことを「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と形容するようになった。このゴールデン・スポーツイヤーズは、開催地だけで盛り上がることなく、日本全国の市町村がこの流れに乗り、地方再生の絶好の機会として捉えているところが多い。スポーツに力を入れている太田市としても、この流れに乗ることは必須であり、当然、おおたスポーツアカデミー(以下アカデミー)にも照準が合わされ、期待を寄せられていることは、日々、実感している。アカデミーが、ゴールデン・スポーツイヤーズのイベントの中で、特にリンクすべきものが、「2020インターハイ」である。なぜなら、このインターハイで活躍するであろう選手は、現在の中学1〜2年生であり、アカデミーの受講生として、活動しているからである。このインターハイで、一人でも多くのアカデミー卒業生が活躍することを期待している人は多く、この期待に応えるべく、今後もアカデミー指導者や保護者、関係団体とのより強固な連携を築き、歩調を合わせていければと考えている。

 アカデミーのような組織は、全国でもその例は極少で、太田市の誇るべき取り組みである。27年度の新規事業、6つの種目の楽しさを1日で味わえる「体験教室」は、定員の3倍も申し込みがある大ヒット企画となった。高校スポーツに目を向けると、市立太田高校が「中高一貫指導体制」を敷き、スポーツに力を入れている。さらには、地元企業が野球、ラグビーなどで日本1、2位を争うレベルのチームを抱えており、市民からもその人気は絶大である。これらは、太田市の貴重なレガシー(次世代への贈り物)であると思う。このレガシーに、一層の「誇りと輝きを!」と、切に願う次第である。

                   おおたスポーツアカデミー校長  戸塚 隆弘